私の好きなアニメ作品の一つに蒼穹のファフナーという作品があります。
最初のアニメはもう10年以上も前に放映された作品なのですが、OVAや劇場版を挟んでTVアニメの2シーズン目が昨年放映されました。
その後、Blu-ray・DVD化もされて、私も2シーズン目のEXODUSは全巻揃えていたのですが、なかなか落ち着いて鑑賞する機会を作れずにいました。
今回、全12巻(全26話)を観直すことができたので、その感想を書いていこうと思います。
蒼穹のファフナーは近未来の地球が舞台で、未知の生命体「フェストゥム」に侵略され、存亡の危機にある人類の戦いが描かれています。
物語の中心は、生き延びた日本人が生活する竜宮島(たつみやじま)。
ある理由により、人類から隠れ、独自にフェストゥムと戦い、接する姿が描かれています。
最初のアニメのシリーズでは、戦いに駆り出される少年少女の成長とフェストゥムとの戦いが描かれ、OVAではその前日談が精密に描かれています。
劇場版では第1シーズンのアニメから2年後の世界が描かれ、最終決戦で勝ち取った安息の日々がとある来訪者によって終わりを告げ、新たな脅威との戦いが描かれます。
そして第2シーズンでは劇場版からさらに2年後の世界、フェストゥムとの”共存”を目指した新しい戦いが待っています。
細かいストーリーや設定に興味のある方は、Wikipediaを先に見てみてはいかがでしょうか。
※専門用語や舞台設定が細かいのに、一切解説がないので作品を楽しみたい方は一読したほうがいいと思います。
観直しての感想ですが、やはり内容を把握している作品を観直せば新たな発見がありますね。
TV放送で見ていた時にも思ったことですが、TV1期、OVA、劇場版の各名シーンをオマージュしたシーンがふんだんにあり、「あのシーンだ!」と思い出すことがかなりあります。
今回は2か所で泣きました。
1か所目は17話。
具体的なことはあえて書きませんが、特別EDの歌詞とシーンでグッとくるものがあります。
2か所目は最終話のほぼ最後。
ある少女(達)がどんな気持ちで戦ってきたのかが分かるところがあるのですが、そこで涙腺が崩壊しました。(最終話に関しては厳密には2か所かな)
制作陣は今作が集大成とおっしゃっていますが、続編も作れそうな”余韻”が残る終わり方でした。
なので、個人的には続編を希望したいです!(たぶんファンの人は誰もが思っていることでしょう)
Blu-ray版では、特典DISCが各巻付いていて、主役2人のキャラクターソングや脚本家の冲方さんオリジナルのラジオドラマ、イベントの特典映像などと特典が満載です。
私のイチオシは第4巻のドラマCDです。
EXODUSでは登場しない”あの人”が登場し、裏で支えてたんだなと思うことができます。EXODUSを一通り鑑賞した後でこのドラマCDを鑑賞するととても感動することができます。
さらに第4巻には劇中漫画作品である機動侍ゴウバインの漫画がちょっとだけですが入っています。
漫画家 “大粒あんこ”の劇画タッチを楽しめますよ~。
最終巻の「蒼穹のファフナースペシャルイベント-痛み-」の映像特典も必見です。
特に脚本担当の冲方さんがキャスト陣からの質問に答えている箇所、ここがポイントですね。
原作者がどのように設定を考えて緻密に作品を構築していっているのかが分かりました。
あとはキャストの方々によるWebラジオもお勧めです。
第1シーズンのWebラジオは鑑賞不可ですが、第2シーズンのWebラジオは全てタイムシフト視聴することができます。(無料ですが、要ニコニコ動画ID)
石井真(真壁一騎 役)さんと喜安浩平(皆城総士 役)さん、松本まりか(遠見真矢 役)さん、白石稔(近藤剣司 役)の個性が爆発したWebラジオになっています。
個人的には松本まりかさんの天然っぷりが最高にはまりましたw
改めてファンになりましたねぇ。
Webラジオは作品を一度ご覧になった後で鑑賞されるとアニメキャラクターとのギャップを楽しむことができます。
この作品は第1シーズンからご覧にならないとついてこれないと思いますが、第2シーズンは映画アニメ並みの映像クオリティです。
また、BGMは第1シーズンからのワルシャワ・フィルが担当されており、重厚感に圧倒されます。
OP・EDテーマ、挿入歌はangelaさんが担当。
ご本人たちもおっしゃっていますが、ファフナーと共に成長されたアーティストさんだと思います。
私は挿入歌が好きで、「愛すること」と「その時、蒼穹へ」がとても好きでいつも聞いています。(リンク先で試聴することができます)
毎回、続きの物語がどう描かれるのかが楽しみになる作品ですので、まだ観たことのない方はぜひご覧になってみてください。
第1期と劇場版のリンクも貼っておくので、興味のある方はどうぞ。
ちなみに第1期にはOVAも含まれています。
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