ヤフオクでモバイルPCであるLOOX U/G90をGETすることができたので、レストア(ニコイチ)して使うことにしました。
重量が500gを割り込む超軽量モバイルPCです。
今回はヤフオクでLOOX U/G90を落札したのですが、この機種はタッチパネル液晶がしょぼくて、液漏れ(気泡発生)しやすい製品なんです。(普通リコールするレベルだと思うけどなぁ。。。)
興味のある方は、「LOOX U/G90」
私が落札したLOOX U/G90も画面左上と左下に気泡が発生していていました。
軽く使ってみたところ感じは悪くなかったため、もう一台液晶パネルが無事な物を購入してニコイチ運用することにしました。
まずは、基本仕様を簡単に紹介します。
OS: Windows7 Home Premium 32bit
CPU: Atom Z520 1.33GHzメモリ: 2GB
SSD: 30GB
ディスプレイ: タッチパネル 1280×800
通信: WiMAX, Wi-Fi(a/b/g/n)
バッテリー: 約4時間分
6年前のAtomマシンなので、スペックは高くありません。
富士通ではおなじみの、メモリはマザーボード直付けなので増設も行えません。
色はモカブラック、ルビーレッド、ヴィンテージゴールドがあります。
今回購入したマシンはヴィンテージゴールドでした。
で、今回はLOOX U/G90のカスタムモデルであるLOOX U/G90Nをパーツ用に追加購入しました。
先ほどの仕様と異なっているのは、
OS: WindowsXP Home 32bit
CPU: Atom Z530 1.6GHz
メモリ: 1GB
という点です。
CPUはこちらの方が1ランク上ですが、メモリが1GBというのは辛いですね。
逆にそれが幸いして割安で入手することができました。
2台購入したので、ちょっと割高ですが、ヤフオクの相場の1.5台分くらいで調達できました。
ディスプレイは問題ないということと、色がモカブラックなので、先に購入していたマシンのマザーボードとOSのプロダクトキー、パーツ用に購入したマシンの外装・ディスプレイを組み合わせて1台のマシンにすることにしました。
SSDは128GBを新調して搭載することとします。
まずSSDを取り出します。
背面のバッテリーを取り出すとファンの横に製造番号のシールが貼られた黒いフィルムがあります。
このフィルムをめくるとマウンタに接続されたSSDが登場します。
SSDの規格はHalf-Slim SATAになります。
マウンタを取り外す際は、ネジを1本外せば取り外しできますが、マザーボードとマウンタはフラットケーブルでつながっているため、必ずフラットケーブルを外してから取り外しましょう。
セロハンテープが貼ってある箇所がフラットケーブルの場所になります。
SSDを取り出すとこんな感じ。
マウンタとSSD分離させるとこんな感じです。
SSDには絶縁用?にシールドがされています。
マザーボードの交換ですが、写真を撮り忘れました。。。(ごめんなさい)
外し方ですが、それほぞ難しくはありませんでした。
まず、脚のゴムキャップを外し、隠れているネジを全て外します。
次にキーボードの縁のパネルを取り外します。(爪をねじ込めば簡単に外れます)
その次は、キーボードを外します。(フラットケーブルに繋がっているので注意)
あとは、マザーボードに繋がっているケーブル、ネジ、を全て取り外せばマザーボードを取り外すことができます。(この時、フラットケーブルやコネクタを破損しないように注意してください)
で、マザーボードを移植したら、手順をさかのぼる形で元に戻していきます。
これでモカブラックのLOOX U/G90本体が完成です。
SSDは、mSATAの方が安いので、mSATA+Half-Slim SATAマウンタを利用することにしました。
が、ここで誤算。
Half-Slim SATAマウンタが規格よりデカイ!!
このため、取り付けることができませんでした。
こんなことなら素直にHalf-Slim SATA規格で買った方が良かった。。。対応する製品としては、以下のようなものがあります。
今回はこれ以上、出費するわけにはいかないので、従来の30GBのSSDにWindows10を入れてみて、容量が不足するなら↑の製品に積み替えることに変更しました。
で、Windows10のインストールですが、別PCでインストール用USBメモリを作成しておき、Windows7を書き換える形にしました。
光学ディスクドライブがないので、一からインストールする場合は、外付けドライブが必要になります。
ドライバは、公式サイトでは提供していないため、付属ディスクまたは機器メーカーの公式サイトから取得する必要があります。
で、出来上がったPCは以下のようになります。
見ていただくと分かるかと思いますが、キー配置が少し特殊です。
特にTabキーの位置が特殊で、慣れないと打ちにくいです。
前面にはUSB2.0ポートが2つ、あとは有線LANとVGAのアダプタを接続するソケット、SDカードスロットが用意されています。
新年早々に、久々のノートPC分解と再構築を楽しみました。
とても楽しかったです~。
このPCは、CPUパワーの不足が特に目立つのでタッチパネルはOFFにすることをお勧めします。
Windows10の軽量化をすれば2GBのメモリでも十分に動きます。
ギリギリ、ジャケットの内ポケットに入るサイズなので、一台忍ばせておいてはいかがでしょうか?
ヤフオクでちょくちょく見かける製品なので、たまにヤフオクを眺めてみてはいかがでしょう?
Half-Slim SATAマウンタについて、同じ問題に直面しました。
マウンタ側のコネクタと本体が干渉していまして、ここを紙ヤスリで削り、シールドを付けなければなんとか入ります。
コメントありがとうございます。
なるほど、対策をされて導入したのですね!
私が購入したマウンタは、ヤスリで削っても絶望するであろうくらい規格外だったので断念しました、、、