【パソコン/自作・改造】メインPCとしてX220をレストア・改修したよ!


外でノートパソコンで作業する機会も出てきたのですが、これまで使っているノートPCではパワー不足を感じるようになりました。
新品のノートPCが欲しいところではありますが、そこまでの予算はない!

そこで今回はオークションで安くX220(Lenovo)というノートPCを落札できたので、色々改修してメインノートPCに仕上げました!
※ごめんなさい。作業状況の写真や動画撮影を行っていないので、文字ベースになります<(_ _)>

 

【X220とは?】

前述のとおりLenovo(かつてはIBM)が販売しているThinkPadシリーズのノートPCになります。
Let’s NOTEと並んでThinkPadシリーズは人気ですよねー。

大学のゼミ仲間でThinkPadユーザーがいましたが、今だとThinkPadの良さが私にも理解できます。
というのも、ネジの規格は統一されているし、メンテナンス性も考慮された作りになっているのがレストアの作業をしているとよく分かりました。
Let’s NOTEも以前にオークションで落としましたが、メンテナンス性の悪さでがっかりしました。(デザインは好きなんですけどね、、、)

リンク(PDF):ThinkPad | Lenovo

X220が発売されたのは2011年5月なので、すでに時代遅れ感もありますが、ソースコードを書いたりするには十分なスペックがあります。
私の場合、自宅のデスクトップPCにリモートデスクトップで接続してコードのビルドや重たい作業をするので、X220のスペックがあれば十分です。

X230からキーボードの形状が変わっているので、好みは分かれますがX220の方が長時間タイピングする作業には耐えられると思います。
またSIMスロットが標準搭載らしいので、3G/LTEモジュールを搭載すればモバイルルーターなしでインターネットにも繋ぐことができます。(これがかなり便利!)

 

【落札したX220の状況】

商品の説明が「極上の状態!」と書かれているのに、入札金額が低いところに注目して落札しました。
金額でいうと15kくらいですね。

ですが、実際に届いたマシンは、

  • 天板は確かに極上
  • 角に擦り減りあり
  • パームレストの左手前の角が欠けている(落下?)
  • マシンを傾けると「カチャカチャ」と内部で音がする(破片かネジ?)
  • バッテリーの足のシールが1か所ない
  • 液晶に若干ムラがある

といった状況でした。

上2つは実用性問題はありませんが、パームレスト破損は見栄えが悪いし、音がするのは場合によってはショートの可能性があるので問題を取り除く必要があります。下2つもおいおい解決すればよいレベルなので、後回しにしました。

欠けているのは写真を細かく見れば気付けたかもしれないですが、音がするのは問題。
出品者(業者)に連絡しましたが、チェック項目対象外を理由に返金はしてもらえませんでした。
この辺は仕方がないのでしょうね。

 

【異音の解決】

カチャカチャ音がするのを解決するために、X220を一度分解しました。
分解方法は、以下のサイトの情報を参考にしました。

リンク:ThinkPad X220 の分解作業 | rhodiola 日記

今回は、ボトムカバーとキーボード、パームレストを外しました。
その結果、中からネジが出てきました。
どこか外れてる箇所がないか探したのですが、どこにも空いているところはありませんでした。(どこで混入した!?)

上記のサイト様の情報はパームレストの交換や各モジュールの交換で非常に役立つ情報でした。感謝!

 

【パームレストの交換】

ThinkPadの場合、メンテナンス用のパーツが色々と市場に出回っています。
ヤフオクやAmazonで「ThinkPad X220 パームレスト」などと検索してみると候補が色々と出てきますよ。

X220には指紋センサー有り/無しが存在します。
上の例だと指紋センサーなしですが、私が入手したマシンはセンサーありだったので、パームレストも指紋センサー用の穴が開いている物を入手しました。

交換の方法は、前述のサイトをベースで作業すればできます。
注意点は、キーボード裏のコネクタを外す時に破損しないようにするということと、同様に指紋センサーのコネクタを破損しないようにする2点です。

よく見ると欠けている箇所がボトムカバーにも及んでいましたが、ぱっと見でひび割れは目立たなくなったので今回はこれでOKとしました。

 

【SSDに交換】

ストレージはHDDが搭載されていますが、2.5インチのHDDはどうしても遅く、出品者の手によってソフトが色々と追加されていたりしたので、思い切ってSSDに交換→OS再インストールにしました。

今回採用したSSDは、「Colorful SL500 320GB」になります。
本当はSanDiskのSSDが欲しかったけど、今回は予算の都合であきらめました。
たまたま、ヤフオクで上記の商品が新品で安く出品されていたので、今回はこれを採用してみました。

製品情報を確認するとIntel 3D TLC NAND搭載ということで、悪くはないと思います。
こちらの記事のように特集されたりもした製品らしいですね。

あとは簡単で、別のPCでUSBメモリにWindows10 Pro x64のインストールイメージを作成し、USBブートしてインストールするだけです。
また、Windows10はデジタル認証(マシンのシステムボードとプロダクトキーが紐づけられる)されるので、過去にライセンス認証がされていれば、OSを再インストールするだけで自動でライセンス認証されます。
落札時点でWindows10 Pro x64がインストールされていたので、再インストールだけで今回は済みました。

取り付けは、X220専用のマウンタを使いましたが、サイズ的にはギリギリでした。

 

【LTE対応】

ぜひとも対応したかったのがLTEでのモバイルネットワーク通信への対応です。
普段からモバイルルーターを使用していますが、コストを抑えたいのと、使い続けてると邪魔なのよねw
で、X220のmini-PCIスロットを使用すればLTEモジュールを搭載できることが分かったので、今回試してみました。
参考にしたサイトは以下のリンク先です。

リンク:ThinkPad X220 + Sierra Wireless MC7700 でモバイルデータ通信 – うさぎ小屋

上記の記事でも取り上げられている「Sierra Wireless MC7700」を入手して取り付けました。

Amazonなどでも売られていますが、ヤフオクで1,750円で入手しました。

取り付けについては、記事に書かれている通り、20pinの電流遮断処理が必要です。
私の場合は、その辺に転がっていた黒のビニールテープで遮断しました。

また、私が購入したX220にはWWAN用のアンテナケーブルが付いていなかったので、別途購入することに。
色々調べましたが、ディスプレイ裏まで配線できる長さのアンテナが入手できそうもなかったので、今回は汎用品のアンテナを購入しました。

Amazonで980円でした。

1つ注意なのですが、アンテナの規格が「U.FL」と「MHF4」という規格があるそうです。
今回使ったのは「U.FL」規格になります。
「Sierra Wireless MC7700」を使う方は注意して入手してくださいね。

アンテナの配線ですが、キーボード下に何とかスペースを見つけて配置しました。
ケーブルの長さは余裕なしという感じなので、注意してください。

ソフトのインストールですが、Windows10の場合は、デフォルトでドライバとソフトウェアが適用されました。
下の画像のようにLTEネットワークに繋がります。
あ、APNなどの設定は必要ですので、各自行ってください。

地下鉄内などでは圏外になることが多発します。
また、窓などから離れすぎても圏外になることが確認できました。
ですが、勉強会などで使用する分には常用レベルのネットワーク通信が可能でした。

 

【Bluetooth機能の追加】

X220にはBluetooth搭載モデルも存在します。
システムボードにはBluetoothモジュール専用のコネクタが存在しているので、モジュールを手に入れれば追加が可能です。
Bluetoothにはバージョンがいくつかあるのですが、4.0対応モジュールも動作確認が取れていることが分かりました。

リンク:ThinkPad X220 に Bluetooth ドーターカードを追加する – うさぎ小屋

今回は、ヤフオクで入手しました。1,910円でした。
ネジも同梱されており、簡単に取り付けることができました。

こちらもWindows10ではドライバなどが自動でインストールされました。

た・だ・し、X220ではユーティリティによってBluetoothを有効にする必要がありました。
このユーティリティですが、以下のサイトの情報を基にインストールする必要があります。

リンク:Windows10-2 ~これでファンクションキーも使えます~ X200をWin10に 気になる…(きになるてん)/ウェブリブログ

⑦8jvu23wj.exeでホットキー機能統合を参考にしてみてください。
このプログラムをインストールすることでBlutoothの有効化とファンクションキーを利用可能になりました。

また、インジケーターにBluetoothランプがないのも気になりました。
Bluetooth搭載モデルだとランプがあるんですよね。
非搭載モデルでもLEDは搭載されているので、インジケーターシールを入手して貼りかえればOKです。

なかなか見つからなかったのですが、運よくヤフオクで見つけることができました!
(Amazon他でも見つけられませんでした)
こちらはヤフオクで380円にて入手。

貼り替えは前述のサイト様にも記載されていましたが、カッターなどで淵をめくれば簡単に外せます。

 

【とりあえず完成】

とりあえず、実用レベルでは十分に使える代物に仕上がってくれました。

液晶については、中央やや左にキズ?によるムラが少しありますが、コーディングや資料作成では気にならない程度なので液晶交換はパスしました。(液晶単体は高いしね)

ボトムカバーについては、ヒビ以外に問題が見つかったので、近日中に交換します。
何かというと、バッテリーのロック1のツメが折れていて機能しない。(つまりロック2だけでバッテリーを保持している状況)
ただ、ボトムカバーはパームレストと違って高いのですよ、、、
機を見てヤフオクなどで安く調達したいと思っています。

バッテリーについてもそのまま使用することにしました。
消耗も少なかったことと、X220のバッテリーはリコール対象だったのですが、交換済みだったためです。
バッテリーの足のシールは数百円で購入できる代物なので、後日購入して貼ってやろうと思います。

あと、ACアダプタですが、こちらは同梱されていませんでした。
できれば、消耗品なので新品で調達したかったのですが、なかなか安価なものがない。
最終的には楽天でキズありの訳あり品(新品)を安価で入手することができました。

新品・中古品にこだわらなければ、身の丈に合った良いものが作れるなと思いました。
もしX220のレストアを使用という方がいらっしゃれば参考になれば幸いです。

記事が長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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    Mask_Siva

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    楽しみながらプログラムを作ったり、ゲームで遊んだりしています。

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