以前にBitCoinのマイニングに参戦しましたが、その時はGPUの性能不足から電気代のほうが高くなってしまい、赤字で撤退するということがありました。
昨今、仮想通貨(アルトコイン)の乱立(戦国時代化)によってCPUでのマイニングもできる種類が登場してきているので、参戦してみた次第です。
今回は、私が用意した戦力を紹介したいと思います。
【BitZenyとは?】
BitZenyとは純国産の仮想通貨の一つ。
特徴の一つにCPUでのマイニングもできるというポイントがある。
他の国産仮想通貨であるモナーコインから流れてきたマイナーが多い。
超ざっくりいうと、上記のような感じの仮想通貨です。
私が特にポイントが高いなと思ったのが2点あり、
- CPUでマイニングができる
- ユーザーの数もそれなりにいそうだから伸びしろがありそう
これらの点を軸に他の仮想通貨と比較しても価格上昇が見込めるかなと考え、遊び半分で参戦してみることにしました。
【VPSマイニング】
参戦することに決めたのは良いのですが、課題もあります。
1番のネックは電気代です。
なにせ、BitCoinでの戦いでの最大の敗因は電気代でした。。。
他にもマシンの導入コストなどを考えると参入コストが高いかなと思いました。
で、気づいたのですが、「CPUで採掘できるならレンタルサーバーやVPSでいいんじゃね?」
という点です。
※VPSとはレンタル仮想サーバーのことで、仮想マシンを借りるサービスになります
早速、ネットで検索してみるとVPSでマイニングされている方の情報が大量に見つかりました。
その中で勉強になったのは、
- 国内VPSだと元が取りにくい
- 国外VPSだとかなり安い(200円/月以内もある)
- ホストマシンは他のユーザーと共用なので、CPU負荷は高くしないこと
という点でした。
今回は試験的に国内VPS1つと国外VPS1つとを契約し、採掘を行ってみることにしました。
【国内VPS】
国内VPSで戦っている方々の情報から、さくらのVPS、かごやのVPS、ConoHaが有力であることが判明。
それぞれのスペックをざっくり書くと以下のような感じ。(一番安いプランで記載)
[さくらのVPS]
金額 | 685円/月 |
CPU | 1仮想コア |
メモリ | 512MB |
ストレージ | SSD:20GB |
[かごやのVPS]
金額 | 864円/月(31円/日) |
CPU | 3仮想コア |
メモリ | 1GB保証(空きがある場合は2GBまで利用可) |
ストレージ | SSD:80GB(HDD:200GB) |
[ConoHa]
金額 | 630円/月 |
CPU | 1仮想コア |
メモリ | 512MB |
ストレージ | SSD:20GB |
出力としてはConoHaが頭一つ出るほど良いと記載されている方が多かったです。
ですが、CPU負荷が高いとシャットダウンされるとか、、、
なので、私は候補から外しました。
残った、さくらとKAGOYAを検討しましたが、コア数が多いほうが出力も高くなるのではないか?という考えと、将来的にちょっと大きめのファイル公開鯖としても利用したい考えがあったため、KAGOYAを採用!
CPU負荷をやや抑えめにして、1週間動作させていますが、今のところ怒られてはいません。
出力としては、約0.2khash/sくらい。
設定し始めた時はもっと出力が出ていたのですが、CPU負荷が一定値以上に行かないようになりました。
CPU負荷制限をかけなくても行っても一定以下のCPU負荷にしかならない。
ゲストOSを入れ替えても駄目だったので、KAGOYAさんから何かしらの制限を受けたように見受けられます。
仮想マシンなので、実機よりハッシュレートにバラつきはありますが、とりあえず出力はしてくれています。
【海外VPS】
海外の格安VPSは100円からレンタルできるものが流行っているようです。
リンク:Time4VPS
処理速度も金額の割には良いと評判ですね。
ただ、リトアニアにサーバーがあるので、ネットワークの通信速度はそれほど期待できない様子。
マイニング目的ではそれなりに使っている方も多いようです。
で、強欲な私はさらにコストダウンできるサービスがないか探してみました。
結果、見つけたのがCloud At Costというサービス。
リンク:Cloud At Cost
こちらは、カナダにある会社が提供しているサービスになります。
なんと月額課金じゃなく、売り切りというのが特徴。
基本的には1度課金すれば、あとは使い放題らしいです。
※後で知ったのですが、年間使用料として9ドル支払わなければならなくなっている様子。。。
どのグレードのVPSを使用していても年間使用料は変わらないみたいなので、私はそこそこのグレードで「Developer CloudPRO 3」を契約しました。金額でいうと28ドル(3,200円くらいで購入しました)
4仮想コア、2GBメモリ、40GBのSSDということですが、正直なところストレージの速度は期待外れ。。。
激重です。。。
あと、頻繁にリブートします。
負荷が高くても低くてもリブートするようなので、マイニング処理を自動起動するように設定して運用しています。
CPU負荷は70%くらいの負荷に設定して様子を見ています。
こちらも1週間動かしてみましたが、今のところ怒られてはいません。
肝心の出力ですが、平均すると0.3khash/sくらいです。
こちらはかなりバラつきがあり、0.06khash/s~0.5khash/sくらいと出力差が顕著です。
ランニングコストが発生するならTime4VPSのほうが良いかなという気がします。
でも購入後のランニングコストはCloud At Costのほうが低い気がしますので、遊びで買ってみるのはありかも?
リンク:Cloud At Cost
【自宅PCの投入】
家にいるときはPCを起動しっぱなしなので、自宅のメインPCとラズパイ、自宅鯖にもマイニングツールを導入して、掘ってみるようにしました。
メインPCスペックは、Core i7 860(2.8GHz 4コア8スレッド TDP:95W)という8年も前のCPUです。
ゲームやソースコードのビルド時以外はCPU負荷に余力があるため、全力で回してみています。
さすがに24時間はつけておくつもりはないので、家にいるときだけの補助出力扱いです。
ですが、出力は1.75khash/s程度出ています。
腐っても鯛じゃないですが、古くてもi7ですね。
次にラズパイは、Raspberry Pi3を使ってみました。
スペックは割愛しますが、出力は0.06khash/sと雀の涙程度の出力です。。。
電力消費が9Wということなので、まぁ妥当な数値ですかね、、、
あとは、自宅鯖のCPU出力も相当量余っているので、こちらにも導入。
鯖なので、24時間フル稼働です。
CPUはPentium N3700(1.60GHz バースト時2.40GHz 4コア4スレッド TDP:6W)を使っています。
単純比較とはいきませんが、ラズパイより省エネですね。(実際はHDDなどの消費電力があるため超えているはず)
出力ですが、0.12khash/sを安定して出力してくれています。
【1日当たりの収益】
1日あたり1.1ZNY程度採掘できています。
たぶん私がお世話になっているLA Bitzeny Poolは人が多いということもあるため、別のプールだともう少し出力が上がるんじゃないかな。
円換算だと22円/日(660円/月)くらいの出力ですかね。
この記事を書くちょっと前のレートだと、34円/日(1020/円)くらいでだったんで、やはり仮想通貨は変動が激しいなぁ。
なので、さらに上昇してくれることに期待です!
【感想】
感触として、CPUのキャッシュメモリの性能が高いほど出力が高くなる印象を持ちました。(ちゃんと調べていないので違ったらごめんなさい)
なので、最新のCPUを利用したマイニングであれば、もう少し消費電力を抑えつつ、高出力な結果を期待できるのではないでしょうか?
マイニング面白いので、今度はマイニングツールの設定方法などの記事を投稿していきたいなと考えています。
相場の変動が激しい仮想通貨、少しでも資金が増やせたらいいなぁ~
本記事が参考になりましたら、BitZenyのおひねりをいただけますと次の記事作成へのモチベーションが上がります!
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