【パソコン】CentOSのNICが有効にならない時の対処法


先ほど本サーバーのマザーボードを交換してOSを再起動したところ、NICが正常に認識されませんでした。

原因はOS側のNICのMACアドレスの設定が古いままになっているためにNICが起動できていないためでした。

仮想OSをコピーした場合や、私のようにマザーボードを交換した場合などにも発生することなので、再設定の方法をメモします。
なお、今回はCentOS6.7での設定方法を記載します。7系だと違いがあるかもしれませんので、ご注意ください。

 

【状況確認】

NICが起動していないということもあり、sshなどによる操作はできないと思います。
なので、マシンのコンソールで直接確認します。

まずは「ifconfig」にて設定がどうなっているか確認してみましょう。
私の場合は、eth0がなくなり、lo0というループバックアドレスが表示されていました。

ifupコマンドでNICの有効化も試してみましたが、以下のメッセージが。

Device eth0 does not seem to be present, delaying initialization.

で、次に「ifconfig -a」で全てのNIC情報を表示させてみます。
私の場合、eth1という設定した覚えのないNIC情報がありました。
これが新しいマザーボードのNICなのでMACアドレスをメモしておきます。

で、先ほどのメッセージとeth1をヒントにググって見ると、以下のサイト様の情報が参考になりました。

俺の覚書 【CentOS6】NICが有効化できないときの対処

【対処方法】

先ほどのリンク先の情報を基にした解決方法は以下の通りです。

  1. ネットワーク起動スクリプトを修正する。
    /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0を開いて、正しいMACアドレスに書きなおします。
    MACアドレスは先ほどの「ifconfig -a」実行時にメモしたMACアドレスを使用します。
  2. udevルールファイルを修正する。
    /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesを開きます。
    古いままの起動時のNIC関連の設定が書かれているので、削除します。
    ここの情報は新しいNICが起動される都度更新されるので、削除してしまってOKです。
  3. NICを再起動する。
    私の場合は、OSを再起動させました。

これで新しいeth0の設定が反映されるので、以降は再起動してもちゃんとNICが有効になります。

VMなどの仮想イメージをコピーした場合は、NICが重複することがあるため、今回の方法で解決することができます。
もし、NICが認識しない機会があればお試しください。


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