久々にC言語を本格的に触っているのですが、単体テストでCUnitを使うことになりました。
Linux環境では使ったことがあるのですが、今回はVisual StudioでCUnitを使ってみました。
ざっくりですが、備忘録として設定方法を記録します。
まずCUnitのソースコード一式をダウンロードしてきます。
以下のURLから入手できます。この記事を書いている時で、最新バージョンは2.1-3でした。
http://sourceforge.net/projects/cunit/
入手したファイルは圧縮されているので、圧縮・解凍ソフトを使って解凍します。
解凍するとソースコードとVisual Studio用のソリューションファイルなどが出てきます。
私の場合は、Visual Studio 2008を使っているので、VC9の中のソリューション(CUnit.sln)を使いました。
2010以降を使っている場合もVC9を選択し、ソリューションファイルの変換をすればOKだと思います。
ソリューションファイルを開いたら、プロジェクトが5つ入っていると思います。
今回はCUnitのライブラリを生成したいので、「libcunit」のプロジェクトを設定します。
プロジェクトのプロパティページを表示し、「C/C++」→「コード生成」のランタイムライブラリを「マルチスレッド DLL(/MD)」に変更します。
あとはビルドするだけです。
出来上がったLibファイルは、「Release – Static Lib」の下に「libcunit.lib」としてできているはずです。
テストするプロジェクトでこのLibファイルをリンクしてやります。
ヘッダーファイルは、先ほど解凍したCUnitフォルダの下にある「include」フォルダのしたのものを利用すればOKです。
テストの書き方は以下のような感じで設定します。
※今回はスタブの設定方法は割愛します。
[C]
void add_test(CU_pSuite* suite)
{
//! ここにテストする関数を登録する
//例: CU_add_test(*suite, “test01”, テスト関数名);
}
int main()
{
CU_pSuite suite;
CU_initialize_registry(); /* 初期化 */
suite = CU_add_suite(“Test”, NULL, NULL);
add_test(&suite);
CU_basic_set_mode(CU_BRM_VERBOSE);
CU_basic_run_tests(); /* テスト実行 */
CU_cleanup_registry(); /* 後始末 */
puts(“Enterを押して終了します。”);
getchar();
return 0;
}
[/C]
あとはテストプログラムを起動するだけでテストを実行してくれるので自動化ができてるというわけです。
本当はVC++環境でもカバレッジの取得ができれば嬉しいのですが、方法が分からない状況です。。。
色々調べていますので、方法が見つかれば紹介したいと思います。
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