私は趣味でWebアプリ的なWebページの作成と本ブログの運営などを行っていますが、デザイン的な勉強をしたことがなかったため、今回本書を入手して勉強しました。
本書は、Webのデザイナーやディレクターの方が読まれることが望ましいと思いますが、Webプログラマ(フロントまたはバックエンド)になった方も最初に一読しておくと良いかと思いました。
デザインとコミュニケーションがテーマということで、
デザイン = 利用するユーザーとWebの対話の方法
コミュニケーション = 開発担当者間の連携・考え方について
というふうに私は感じました。
1章から3章までは開発担当者(または発注者)との連携の方法が書かれており、4章と5章でユーザーとWebの対話の方法についての注意点などが書かれています。
6章と7章は、デザイナーが知っておくべきプログラミングの知識について書かれています。
1章から3章までの内容は実際にデザイナーやディレクターを務める方には有益な情報だと思いました。
私のように個人で趣味レベルでやっている人間にとっては、業務として開発を進めるとなると色々気をつけなきゃならんのだなと感じれれば良いのではないでしょうか。
4章と5章のUIなどのデザイン面の話はとても有益でした。
背景のグラデーションの方法やボタンのように押下可能を示す影の表示などあまり意識しなかったことが書かれていました。
また、最近勉強会で紹介のあったWebフォントについても触れられており、改めて使ってみたいと思いましたね。
ただ、個人利用を考えるとFONTPLUSなどは高価で導入しにくい印象もあります。。。
多言語対応を考えているWebサイトの開発では、ぜひWebフォントの導入を検討してみてください。
5章にWebフォントがどのようなものか書かれていますよ。
6章と7章はプログラミングの概要的な話が書かれています。
デザイナーの方にはぜひ知っておいてほしい内容でした。ここはプログラマとしては読んでおいてほしいですね。
デザインをする際の幅が広がり、プログラマとのやりとりがしやすくなるかと思います。
ただ、Ajaxのサンプルプログラムがもう少し載っていても良かったかなと読んでいて思いました。
私自身参考にしたいという思いも強いですが、ここは概要だけではなく実際のコードを読んだほうがイメージしやすいと思ったからです。
興味を持った方はぜひAjaxやHTML5の書籍を購入して勉強してみてください。
私も今の自分に必要なのはAjaxだなと思ったので、次はそれについて勉強していこうと思います。
本書に関連して、実際のディレクターの方など、現場の方のインタビュー特集が公開されています。
以下がリンクですので、読む前・読んだ後に一度立ち寄ってみてはどうでしょうか?
こちらは現場の声が聞こえて勉強になりますよ。
http://tuqulore.com/webdesign-communication/
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