最近、XP終了間近とあってかMicrosoft Surfaceを買う知り合いが増えてきました。
ただ、購入者からは「使いにくい」「重い」などの声が聞こえてきたので、私なりに微妙なわけをまとめてみました。
まず、市場に出回っている電子端末を以下の図のように分類してみました。
スマートフォン、タブレット、ノートPCでメーカー別に戦略を見てみると、
Appleは3種全てで独自製品を売りに出しているのが分かりますね。
スマートフォンはiPhone、タブレットはiPad、ノートPCではMac Bookがあります。
Googleも同様に3種全てで独自製品を売りに出しています。
スマートフォンおよびタブレットはAndroid、ノートPCでは日本では未発売ですがChroomOSのChroomBookがあります。
それに対してMicrosoftは、スマートフォンではWindowsPhone、タブレットとノートPCの分野では切り替えが可能なSurfaceを投入しています。
タブレットはスマートフォンの液晶領域を大きくして携帯電話回線が使えなくなった端末といっても過言ではないので、両者の使い勝手は共通するものが多いです。
そこを活かしてApple、Google共にスマートフォンとタブレットでは共通するOSを採用していますし、両者のアプリは互換性のあるものが提供されています。(スマートフォン専用、タブレット専用というアプリも存在しますが)
対して、タブレットとノートPCではどうでしょうか?一番最初に思いつくのはノートPCではキーボードとマウス(タッチパッド)が必要ですよね。
液晶のタッチパネルは特別必要ありません。
一方でタブレットにはキーボード、マウスは不要で、タッチパネルが必須になります。
この時点で両者に必要なものは相反するものが要求されているということが分かります。
Surfaceはキーボードドックを取り付けることでキーボードとタッチバッドを利用可能にします。
問題はUIなのです。
Surfaceの通常の画面はタッチパネル仕様のデザインになっているので、ノートPCモード時には使いにくい作りです。
また、デスクトップモードが別途用意されていますが、こちらはタブレットモード時には使いにくいです。
理由は操作に要求されているものが先述の通り、相反するものが求められているからです。
アプリも共通するものが提供されているわけではなく、デスクトップ用、タブレット用のアプリが別々に提供されているので、アプリ管理もユーザーに手間をかけさせる要因になっています。
このような作りから購入したユーザーから使いにくいという指摘が挙がってくるのではないかと考えます。
ちなみにノートPC用としてのWindows8は悪くはないと思います。
アプリもデスクトップ用に作られているものを割り切って使うようにすれば、メモリ消費も少なく動作も快適なOSだと思います。モダンUI時に使えるのはメーラーとニュースくらいですかね。
また、外出先でOfficeを使いたい場合にも現状Officeが使えるタブレットはSurfaceに限られます。
仕事で出先でノートPCでは持ち運びが重いが、Officeは使いたいという方にはSurfaceの使用は考えても良いのかもしれませんね。
ま、iPad(Androidタブレット)でMicrosoft Officeが使えるようになるのが一番良いのかもしれませんが。
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