昨日の未明に大地震がありました。
場所によっては最大震度7の地震で、「北海道胆振東部地震」と命名されましたね。
私は札幌在住ですが、震度6弱の地震を経験しました。
地震発生時
翌日に予定が入っていたので早めに寝ました。
私の場合は、睡眠導入剤を服用しているのですが、この日は少し寝つきが悪かったです。
熟睡しているときに、激しい揺れで目が覚めました。
最初は「あ、ちょっと強めの地震だ」という感覚でしたが、次の瞬間には「やばい、かなり強い地震だ！ 外に出なきゃ！」という感覚になっていました。
過去に奥尻沖の地震を経験していたので、感覚的にそう思いましたね。
ですが、体を動かすことはできませんでした。
前述の睡眠導入剤の影響です。
やや意識が朦朧とする中、時間を確認しようと時計を見たところバックランプが点灯していませんでした。
AC電源タイプの時計だったので、電力が不通になっていることを悟りました。
スマホの明かりを頼りに周囲を見渡してみると、サーバー用に設置してあった旧式の液晶ディスプレイが落下していたり、飾っていたプラモやフィギュアが落下していました。
キッチンではトースターと土鍋が落下。土鍋は粉砕していました。
ブレーカーの様子を見に行くと、上がったまま。
この時点で、発電または送電に異常があることが分かりました。
次に同じ北海道の釧路にいる母に連絡。
幸い、向こうは札幌ほどの震度ではなく、停電だけで済んでいるとのことでした。
ひとまず、身動きが取れず、状況把握も今の頭では難しいと考え、余震の中で寝ました。
朝
10時くらいだったでしょうか、もぞもぞ動き出しました。
電気は不通、ガスと水道は使えることを確認しました。
携帯電話の通信については、auは4Gで通信可能。ソフトバンクは3Gで不安定だけれども通信が可能でした。
私の場合、auは主に家族との通話、ソフトバンクはLINEやTwitterなどと使い分けをしていましたが、auの端末で極力情報収集をするようにしました。
この時点で思い立ったのは食料の確保。
数日前にカップラーメンを箱買いしていたので、さしあたり必要なものは飲料水。あとトイレットペーパーが補充前だったので、これも必要でした。
近所には4つのコンビニがありますが、セイコーマートは近隣にマンションが多いため混むことが予想され、2件のセブンイレブンも同様の理由で除外しました。そこで残った比較的来客が少なそうなローソンに直行。
しかし、すでに多くの人が列をなしていました。
店内に入るのに30～40分は並びましたね。
その間に情報を提供してもらいました。
- 午後には水道が止まるらしい（一部地域とその方のマンションは既に断水）
- 電力の回復には1日以上時間がかかるらしい
- 病院などの地域から優先的に送電される
- ローソンの開店は、つい少し前から始まったところ
などの情報を得ました。
で、店内に入るとカップラーメンが大量に残っていました。
代わりに水はすでに完売。
購入制限はかけられていませんでしたが、できるだけ多くの方にいきわたるようにご協力をと店員さんが声掛けをしていました。
とりあえず、トイレットペーパー、飲料水を中心にかごに入れ、レジに行く途中でパンやお弁当（昼食用）を買いました。
あとは、ガスが生きていたので、冷食のピザなどの冷凍食品で火を通せば食べられそうなものも買いました。（廃棄されるだけってのは寂しいし、活用できるならしたいですよね）
家に戻ってくると、土鍋の破片が思った以上に飛び散っていました。。。
で、得た情報を基に浴槽にすぐ水を貯め、やかんなどにも水を確保しました。
こう思っては不謹慎なのでしょうが、パトレイバー劇場版2作目の特車二課整備班の様子が脳裏をよぎりました。
台風が去った直後ということもあり、非常に暑い。
片付けも第二波の揺れが来たら無意味になるかもしれないので、放置して昼寝をしました。
夕方
15時30分頃に目が覚めました。
情報収集をスマホで始めたところ、私の家のエリアは断水の対象外ということが分かりました。
とりあえず、一安心。
しかし、電力の復旧は1週間かかるというニュースが目に入ったため、慌てて懐中電灯を探しました。
2つ見つけたのですが、単1と単2の電池はともにストック無し、、、
夜は暗闇の中、静かに過ごそうと覚悟したとき、Twitterで近所の先輩が「電気復活！」とツイート。
うちも復旧したか？と思い、一度落としていたブレーカーを上げたところ、家電製品が起動しました。
冷蔵庫と湯沸かし器が使えるようになったのが非常に助かりました！
真っ先にシャワー浴びておきました。
あと、Twitterで電力回復のツイートもしました。
父からも連絡が入り、お互いが無事であることを連絡しあいました。
あと、この頃にはソフトバンクの4G回線も復旧したようです。
体感で震度2くらいの地震は不定期で感じましたが、落ち着いたと判断し、少しずつ片づけを始めました。
夜
電力の復旧で一安心していましたが、テレビが映らない、、、
うちはケーブルテレビなので、ケーブルテレビ会社のサービスがダウンしているため、映らないことが分かりました。
この記事を書いている時点でもTVは映りません。
父から再度の連絡、冷蔵庫が生きているなら、半解凍状態の冷凍食品を受け取ってほしいとのこと。
当初私は一時保存してほしいという意味で受け取っていたのですが、もったいないから食べちゃってくれという意味だったそうです。
たらこやアイスクリーム、冷凍食品を頂きました。
父の家ではまだ停電が続いていて、乾電池が不足しているということだったので、ストックしてあった単3と単4の電池を返礼として渡しました。
Twitterなどを眺めていると、知り合いでも困っている人がいて、「スマホの充電ができない」「断水が続いている」といった声がありました。
車を持っていないので足がない状況ですが、充電の協力など、できることは申し出ました。
翌日
じつは、前日の夕方から釧路の母と連絡が取れなくなってしまい（携帯は圏外扱い、自宅は着信音はなるもののだれも出ない）、不眠状態でした。
朝に釧路から電力が回復したという電話があり、一安心しました。
こういう時の不安感の増大は経験しないと分からないものだなと感じましたね。
あと、微弱な余震にも過度に反応していることに気付きました。
震災直後の方々が不安な日々を過ごしているということが身をもって分かりました。
札幌は電力が暫定復旧しているところが多くなったことから、飲食店などが営業を再開しているみたいです。
私がよく行くバーでも、ソフトドリンクや軽い撮み物を無料で提供するなどしているらしく、改めてすごいなと心から思いました。
お待ちしてます ガンダム好きの輪 アニメ好きの輪 是非広げてほしい 拡散希望 pic.twitter.com/wxlgAbPd5c
— 大腐号/強化人間9号 (@Yaoi_fundomn) 2018年9月7日
私にできることは電力完全復旧までの消費電力の節電と、充電の代行くらいしかありませんが、有事ですので協力し合って乗り切りたいと思います。
道産子の底力みせようぜ！
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