ある人の勧めで、実写化された3月のライオンを観賞してきました。
この作品は、漫画が原作で今も連載が続いている作品です。
私は、原作を読んだことはないのですが、それでも楽しめる作品でした!
ちなみに、前編・後編の2本立てです。
リンク:映画「3月のライオン」公式ページ
【あらずじ】
主人公は幼少期に交通事故で家族を失ってしまい、天涯孤独のみになってしまいます。
そんな時、父親の友人であるプロ棋士が彼の引取りを申し出も出ます。
「君は、将棋好きか?」と。
主人公は生きるため、この棋士の息子になることを決意。
生きるため、将棋の世界で戦っていくために将棋を極めていきます。
そんなある日、主人公は家を出て独立することを決めます。
独立した先は、川が見渡せるアパート。
ひょんなことから、近所の3姉妹の家に”拾われ”、3姉妹と交流を深める中で”家族”の温かみを取り戻していきます。
そして、劇中では公私にわたる物語が広がります。
【感想(前編)】
主人公の生い立ちや周囲との関わりがどのようになっているのかを整理するための作品という感じがしました。
後編のための作品という印象です。
作品の流れは、典型的な邦画という感じですね。
流れがしっかりしているので、飽きずに観ることができました。
前述の通り、後編のための作品なので、終わったときには少し消化不良。
すぐに後編を観たくなりました。
原作は知らないのですが、キャストの方が皆さん良い演技をされているので、時間が経つのがあっという間でした。それだけ観ている側が作品に取り込まれていたんだと思います。
色々話すとネタバレになってしまうので、詳細は割愛しますね。
【感想(後編)】
こちらは前編あっての後編です。
原作を知っている人、または前編を観た人じゃないと作品は楽しめない気がしました。
(キャストに好きな人がいるなら楽しめるかもしれませんが)
主人公が昇段し、名人と記念対局をするところから話は始まります。
この名人は、周囲から恐れられるほどの才能を持っているのですが、そのプレッシャーに本人も押し潰されそうなんだということが、劇中から分かります。
周囲からの期待と敗北することへの恐怖がものすごいプレッシャーになっているんだろうなと感じました。
劇中で3姉妹に関連するイベントが2つ登場するのですが、ここの描き方が原作者ファンには気に入らないようですね。
原作を観たことがない私視点では、よくある映画の流れで飲み込みやすい印象でした。
ただ、この2つのイベントの描写はもっと重く描いてほしかったなぁ。
というのも、現代の家庭では人事じゃないと思えるシーンだから。
3姉妹と家族がどう立ち向かうか、主人公がそれにどう向き合い、成長していくのかをもっと細かく描いてほしかったです。
前編以上にキャストの方の演技は熱を帯び、魅入られました。
こちらは2時間半の長編なのですが、前編以上に短く感じられました。
終わり方もちょっと微妙でしたね。
最後の背景の景色はすごく綺麗なんですが、展開の描き方が雑。
あたかも次回作ありきの終わり方で、なんというかまとまりがない。
前編・後編をうたっているのだから、しっかり〆て欲しかったですね。
でもまぁ、前後編通して面白かったので、続きが実写化されたとしても観に行くと思います。
二階堂のキャラクターが個人的にはツボでした!
あとは、原作とアニメを観てみたくなりました!
NHKでアニメの放送をやっていたのは知っていましたが、観なかったんだよなぁ。。。
ちょっと悔やまれる。
とりあえず、連載も続いているということなので原作を追ってみようと思います。
皆さんも3月のライオンという作品、触れてみてください!
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