以前の記事にも記載しましたが、BitZenyという仮想通貨のマイニングに参戦しています。
BitZenyはCPUで採掘ができる仮想通貨ですが、もうすぐv2.0にアップデートされるとのこと。
アップデートされると現行のcpuminerでの採掘はできなくなるということと最新のcpuminer2.6.0に更新すると採掘効率が5~10%程度UPするということだったので、アップデートしました。
今回は更新の方法を紹介します。
【Windows版】
基本的に既存のバイナリを利用します。
以下からZipファイルをダウンロードして利用しましょう。
リンク:https://github.com/macchky/cpuminer/releases/tag/v2.6.0
解凍するとLinux用とWindows用のバイナリが格納されています。
ウイルス対策ソフトの誤検知でトロイの木馬といわれるケースがあります。
私の場合、Linuxのバイナリとexeがそれだと言われました。
セキュリティソフトで検索の対象外に設定しましょう。
解凍したファイル一式を任意の場所に保存します。
私の場合、起動用のバッチファイルをデスクトップに作成し、必要に応じて実行するようにしています。
引数は-hコマンドで投入できるコマンドを確認して、環境に応じて設定してください。
【Linux版】
Linux版も基本は先に取得したバイナリを置き換えることで問題ないと思います。
私の場合は、ソースコードからビルドして設定したので、方法を展開します。
まずは、先ほどのリンク先からソースファイル群を取得します。
wget https://github.com/macchky/cpuminer/archive/v2.6.0.zip
次に解凍します。
unzip v2.6.0.zip
その次はビルドを行います。
cd v2.6.0
./autogen.sh
./configure CFLAGS="-O3 -march=native -funroll-loops -fomit-frame-pointer"
make
これで新しいminerdファイルが作成されます。
※モジュールが足りない場合は、エラーが出ますので、必要なモジュールをapt-getで導入してください。
私の場合は、以下を実行して導入しています。
apt-get install build-essential libcurl4-openssl-dev cpulimit unzip automake
あとは、configファイルを移植して起動すればOKです。
OSによって設定方法が異なるので割愛しますが、OS起動時にminerdが自動で立ち上がるように設定しておくと便利ですよ。
私の場合、Cloud At CostでUbuntuの16系を使っています。
Cloud At Costは勝手にリブートさせられることがあるので、リブートさせられる可能性のあるVPSでは自動起動は必須ですね。(ニーズがあれば、自動実行の記事も書きます)
最初にも書きましたが、ボーナスタイムなのか、ハッシュレートが若干向上します。
どのみち、v2.0対応でcpuminerは入れ替えなければなりません。
早いうちに入れ替えてハッシュレート向上の恩恵を受けましょう!
あとはウォレットですね。
今回は既存のウォレットに影響は無いようです。
しかし、オンラインウォレットは攻撃を受けているとのことなので、ローカル用のウォレットに更新したほうが良さそう。
しかも、新しいウォレットは高速に処理してくれるのでv1.4のウォレットとは比べ物にならないくらい使いやすくなっていました!
以下のリンク先から取得できます。
リンク:Releases · BitzenyCoreDevelopers/bitzeny · GitHub
本記事が参考になりましたら、BitZenyのおひねりをいただけますと次の記事作成へのモチベーションが上がります!
ZseHT15XBny8ucNhjZN9x5h6enxV58MWiU
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