昨年末に入手した書籍、「Webディレクションの教科書」を読み終えました。
新年最初の技術書の読書でしたが、なかなか難しく面白い内容でした。
今回の書籍は、書籍名にもあるようにWebディレクター向けの内容です。
Webディレクターとは、何かを一言で言ってしまうと「クライアントとデザイナー(コーダー)を繋ぐ役割」の人を指します。
クライアントの思い描く世界と実現する方法の両方を知っている必要があるので、デザイナーの方が担うことの多い役割ですね。
本書では、デザイナーからWebディレクターにステップアップするために何を理解し、何をすれば良いかが書かれています。
序章としては、デザイナーに意識してもらいたいことを中心に書かれていて、その中でクライアントの種類分けと具体的な対応方法が書かれています。
クライアントは5段階のレベルに分けられており、とても分かりやすかったです。
この5段階の人たちは最後までレベルごとにどう対応すればよいのか書かれています。
中盤から後半にかけては、具体的な企画・設計方法について書かれています。
中でもIEのテスト環境については初めて知りました。
今はVMイメージでどのバージョンのテストも手軽にできるのですね。
しかも、無償で利用することのできる環境とはすごいですね。詳細は、ぜひ本書を読んでみてください。
我々SEの世界でも使われているPDCAを「正しく使ってますか?」という問いは、グサリときましたね。
私たちの世界でも正しく使っているプロジェクトは、正常に機能しているプロジェクトだと思うので、どの世界でもPDCAは必要なのだなと考えさせられました。
Plan(計画)
Do(実行)
Check(評価)
Action(改善)
終章では、実際の事例を3件紹介してくださっています。
私のように実際のディレクター業務に携わったことのない人でもイメージしやすいように細かなところまで書かれているので、このようにやっていくのかとイメージしやすかったです。
昨年末から、Webページ(Webアプリ的なもの)の開発を個人的に依頼されて構築しているので、クライアントとのやり取りの中で今回読んだ知識が活かせればと思います。
サイトのアクセス解析などは、本ブログの運営でも行っている技術でしたが、やはり大切だと痛感しました。
今後も本ブログ運営を通してアクセス解析も活かしていこうと思います。
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